『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の作品世界
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!19巻』について
この漫画は黒木智子(もこっち)というド陰キャの高校生活を描いている漫画としてわりかし有名だと思います。アニメ化もされていますし。ただ、アニメになっている部分は、単行本でいう三巻までです。
ジャンルはスクールコメディといったところ。
陽の当たらないスクール生活を送った方ならまず楽しめます(笑)
もちろん一巻で心を鷲掴みにされた私(筆者が陰キャなのがここでバレる)からすればアニメ化された部分も十分に面白いです。しかし、もこっちの変わらない生活をずっと書いていては飽きられる部分もあり、読者は少なからず減っていたと思います。
現にこの漫画は修学旅行編(八巻)から息を吹き返したと言ってもよいと思います。新しいキャラクター、今ではお馴染みの吉田さん、ゆりちゃん、絵文字との出会いもこの修学旅行編なので、如何にこのイベントがもこっちの高校生活のターニングポイントになったかは火を見るより明らかです。
19巻の内容は(ネタばれ注意)
ネモ(クラスでは陽キャを演じるもアニメなどが実は好き)とのコミケ参戦や、声優育成専門学校などでのアフレコ挑戦などネモとのエピソード。また、ゆりちゃんとのお泊まり会もあり、ゆりもこファン必見です。
後半は元生徒会長とクン〇ーヌのエピソードを起点にして高校生活最後の文化祭に向けて話が動き出します。
それももこっちが自ら映画を文化祭でやりたいと言い出し、その成長具合にもこっちの親でなくとも感動します。
あと初芝(漫研のアイツ)もこれからよく登場するようなことが示唆されていまして、初芝ファン(恐らく少ない)は今後の話の展開に目を離せないと思います(笑)
総括としましては、19巻は色々なキャラを出してくれて18巻まで読んだ人なら変わらず楽しめる内容です。ただ若干下ネタがいつにも増して多めなので
余談ですが、読者なら一度疑問に思うタイトルの『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』のお前らは、もしかすると周りにいる女の子たち(ゆりちゃん、ネモ、絵文字など)が近くにいるせいで自分に彼氏が出来ないと言ってるようにも思いました。
陽の当たらないスクール生活を送った方ならまず楽しめると思うので未読の方は是非読んでみてくださいね。
ではまた。
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!19巻【電子書籍】[ 谷川ニコ ] 価格:600円 |